2022/10/28 17:45


お茶は椿科の植物で学名カメリヤシネンシスと言います。
世界で年間約600万トン生産されており、その中での日本茶の割合は約7万トン(1.1%)です。
日本茶は、摘んだ茶葉をすぐに蒸し酵素の働きを止めることで緑茶にカテキン、テアニン等の人体に良い成分を多く含みます。
その点が他の国の茶との違いです。

カテキン・・・苦味と渋みの成分で抗酸化作用、解毒作用があります。
テアニン・・・爽やかな甘み、うまみ成分で上級茶に多く含まれ心身をリラックスさせる不思議な効能を持っています。

日本茶は興奮をもたらすカフェインと興奮を和らげるテアニンの両方を併せ持っています。
リラックスしたい時、最高の飲み物と言えます。
車に例えるとアクセルとブレーキを備えている素敵な飲み物です。

お茶にまつわる古い書物(1224年・建保2年)『栄西喫茶養生記』の読み下しに
「茶は養生の仙薬なり、延命の妙術なり」と書かれています。
古き時代から先人がお茶を大切に守り伝えていただいた文化と改めて考えさせれます。

現代社会の食生活変化で飲茶の文化も薄らいでいますが、日本茶の素晴らしさを知りお茶のある生活を送ることをお勧めいたします。